「ひさご連」紹介・特別コラム
「ひさご」って何だかご存知ですか?
「ひさご」とは夏、棚やフェンスからぶら下がって、ゆらゆらとユーモラスな姿を見せている瓢箪(ひょうたん)を乾かして中にお酒などを入れるようにした容器のこと。
瓢箪を使った酒器を見たことがありませんか? それがひさごです。そういえば阿波踊りの踊り子でも、腰に瓢箪をぶら下げている人がいますよね。
瓢箪はウリの仲間で、原産地は暑いアフリカ。縄文時代のはじめには既に日本に伝わっていました。一部で食用にされた記録も残っていますが、むしろ長い間、食器として使われていたようです。
身の回りで瓢箪を探してみると、瓢箪をかたどった根付けやかんざしなどの装飾類から、
箸置き、小皿といった食器類、祝儀袋やポチ袋の絵柄などでも見受けられます。
食用にはしない瓢箪だけれども、昔から「縁起がよいもの」とされ、私たちの暮らしと身近な存在だったのです。
また「三つ揃えば三拍(瓢)子。六つ揃えば無病(六瓢)息災」といわれ、とくに6つの瓢箪は6つの吉運を呼ぶと言われているんだそうです。
そんな縁起のよい瓢箪を名前にした連が、この度高円寺阿波おどり連協会の新しい仲間「ひさご連」です。
瓢箪のもつひょうきんでユニークなイメージそのままに、「踊り子ひとりひとりの個性を引き立て、連の特徴として生かしています」と田島連長。
もちろん本場徳島に倣う気持ちは、ほかの古参連にだって負けません。
結成10年の今年は、なおも一層、夏の瓢箪さながらに愛嬌いっぱいの踊りを見せてくれそうです。コミカルでキレのよいお囃子も要チェック。
目印は瓢箪がぐるっと円を描いた柄のゆかたです。
さて、阿波踊りの女踊りのかけ声に、こんなひと節があるのもご存知ですか?
「瓢箪ばかりが浮くものか。
私の心も浮いてきた。
浮いて踊るは阿波おどり」
高円寺阿波おどり50周年記念の今年。縁起よく、おめでたい「瓢箪(ひさご)」に、いざ注目です。
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